随想録の内ソフトウェア関連記事の過去掲載分です。
(WYSIWYGで編集可能なフリーのHTMLエディタ)
Software 05/03/03
一昨日のこと。友達に頼まれていたのとネタ探しとでフリーでWYSIWYG(What You See Is What You Getの略。『見た物が手に入れられる』の意。htmlエディタの場合で言えば、編集時の表示とブラウザでの表示が同じなので初心者でも編集が簡単、いわゆるワープロ感覚でhtmlファイルの作成が可能であるということ)形式での編集が可能なエディタを見つかるだけ片っ端からダウンロード・インストールして試してみました。初めは『フリーの国産WISIWYG型エディタなんて最近だとHomepage Managerくらいしかない』なんて書いてある他のレビューページを鵜呑みにして(他にもいくつか知ってはいたけど、Frontpage Expressは流石に古いし、Netscape Composerは癖があって嫌い。なのでMozilla Composerも同様と見なしてこれは確認していない、というより、単独で配布していないので手に入れるのが面倒だった)、それなら海外はどうだと思って十個ほど探し当てたのですが、或いは設計が古すぎ、或いは日本語が通らず、或いはWYSIWYG編集画面では日本語が通ってもhtml編集画面では正しく表示されなかったり、或いはシェアウェアでもないのに起動している間中製品版を買うように則すメッセージが出続けたり(まぁこれは仕方ない面もありますが)とどうも気に入らず。と言ってHomepage Managerはインターフェイスが洗練されていないし、初心者向けと言っている割にあんまり初心者に優しくない設計だったりして多分友達には扱い切れません、というより私も使いこなせなません。そこで一縷の希望を託して国産WYSIWYG形式編集可のエディタを求めて検索してみると、ありましたありました、フリーで使いやすいhtmlエディタ。しかも二つ(本当はもう一つあるけど)!
と言うことで今日紹介するのは新進気鋭のWYSIWYGエディタ、alphaEDITと、ブラウザベースの超軽量htmlエディタ、IE HTMLEDITです。
alphaEDITはシンプルながら市販ソフトに負けない洗練されたインターフェイスで初心者でも感覚的に操作出来るWYSIWYG式エディタ。ベクターに掲載・紹介されていたんですが、既存のファイルが上書きされる問題で先月ベクター側から公開停止を言い渡されて以来外部サイトでの配布はしない方針にしたそうで、恐らくそういった理由からあまり有名ではないらしく解説ページも見あたりませんでした(そのうち自分で書くかも)が、Wordや一太郎が使える人なら誰でも使えるほど感覚的に使えるようになっていますのでまず迷うことはないはず。同じくフリーのWYSIWYG形式編集可のhtmlエディタ、PutiHTML(これが前述した三つ目。でも開いただけでファイルを書き換えたりインターフェイスがダサいので勧めません)をより洗練したようなソフトとなっています。FTP機能も付いていますので、作ったページをそのままアップロードすることも可能です。ただ、FTPクライアントとしては機能が貧弱ですので、単純にサイトをアップロードする以上のことは期待しない方がいいです。
フレームを使ったページが作成できない、一度に一つのファイルしか編集できない、shift-jis以外の文字コードで編集が出来ない等の制限はありますが、フレームに関しちゃW3C(World Wide Webで利用される技術の標準化をすすめる団体)も今後廃止の方向に持って行く方針ですし、一度に編集できるファイル数の制限もメモ帳やペイントも一度に一つのファイルしか編集できないことを考えればそこまで不便ではないと思います。文字コードも初心者ならEUCやJISコードを使うことも殆ど無いと言い切れますので、あまり問題にはならないでしょう。
公式サイトではWindows 98/ME/2000/XPで動作確認と書いてありますが、Vectorの紹介記事に依るとNTでも動くみたいです。ただ、98とNTにはalphaEDITの動作に必要なVB6ランタイムが標準ではインストールされていませんので、起動時にmsvbvm60.dllを求められた場合(つまりVB6ランタイムがインストールされていない場合)はVB6ランタイムをインストールしましょう。ただ、確かVB6ランタイムをインストールすることでシステムが不安定になる場合があったと思いますので、もしかしたらmsvbvm60.dll(VB6ランタイムの本体)そのものをalphaEDIT.exeと同じフォルダ(標準ではc:/program Files\alphaEDIT)に放り込んだ方が安全かもしれません。これで動かなかったらシステムフォルダに放り込みましょう。これにはdllそのものが必要になりますが、実はこれも検索すれば配布しているところが見つかります。例えばこことか。
さて、二つ目はダウンロードサイズが100KB未満、解凍後も250KB程度とサイズも小さきゃ動作も軽い、IEを利用したブラウザベースの超軽量htmlエディタ、IE HTMLEDITです。機能としてはalphaEDITが持っているものは大体備えている上JAVA ScriptやActiveXコントロールを用いたhtmlの作成等、より高度な編集が可能となっているので、初心者から上級者まで幅広く使えるソフトです。また、alphaEDITとは違いWYSIWYG編集画面では切り替えられませんが複数のファイルを開いての編集が可能、外部プログラムを導入することでEUCやJISコードにも対応可能で、フレームを扱ったhtmlファイルの編集も一応可能(WYSIWYG画面では不可)となっています。
動作環境はWindows 95/98/ME/NT4/2000/XP、IE 4.01以上、スクリプトランタイムとなっていますが、大抵のWindowsユーザはこの用件は満たしていると思いますのであまり気にする必要はありません。
どちらのソフトにも言えることですが、通常は非表示タグのマーク表示をしないほうが編集しやすいと思います。
何らかの理由があってホームページ作りたいなー、なんて思ってるけどフリーのものはタグ支援型ばかり。WYSIWYGのHTMLエディタなんてワードくらいしか持ってない(因みにこれ最悪の選択肢です)。仕方ない、市販のHTML作成ソフトでも買おうかな、なんて思っているHP作成初心者の方は、購入の前に是非この二本を試してみて下さい。有名な市販のHTML作成ソフトも結構癖があったり、htmlの文法がおかしかったり、いらないタグ付けたりするものがある上、大抵の製品に付いているウィザードモードは確かに初心者向きではありますがどうしてもオリジナリティが失われますので、初心者向けという点でこの二つに勝っているとは一概には言えないと思います。特にalphaEDITは洗練されたユーザ・インターフェイスと現在も開発が続けられているという将来性から、初心者にはお奨めのソフトです。
KraftWorks(alphaEDIT配布元)
http://www.pololon.com/koby/
IE HTMLEDIT公式サイト
http://mugi.cc/software.htm